森の上に吹く風は

2015年産から一口馬主始めました。夢は愛馬とブローニュの森へ行く事(笑)

フェルミスフィア 京都牝馬S(G3)で4着 引退へ

出資馬フェルミスフィア(6歳牝・木村)が 2/18 阪神11R・京都牝馬ステークス(G3・

芝1400m)に出走して4着(14番人気)でした。

その後、所属するキャロットクラブより引退が発表されました。

(キャロット公式)

23/2/18  引退

18日の阪神競馬では中団のインでなだめて脚を溜めながら進める。直線へ向いて進路を探し外に出して追うと差を詰めてきたが4着まで。

「積雪の影響で苦労した最終追い切り後もしっかりとケアを施してきました。そのうえで臨んだレースでしたが、具合は良さそうで、何とかいい走りを見せてもらえたらと期待していました。道中はジッと我慢して後半に脚を使うというこれまでのスタイルで進めてくれ、最後に見どころある走りを見せてくれましたね。ジョッキーは『もう一列前で進められていたら…』と悔しがっていました。我々も悔しくないと言えばウソになってしまうのかもしれませんけれど、一時期低迷していたときがありながらも、馬が段々と強くなり、杉原騎手とのコンビを境目に走りが良くなっていってくれました。可能なら最後まで彼とのコンビで行きたいと思っていたので、最後までこの馬と向き合い、ここまで頑張ってくれましたから感謝の気持ちです。もちろん、馬もよく耐えてくれましたし、立派になってくれました。この馬に携わっている人々、そして応援いただいた会員の皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。そして、将来、生まれてくる子どもたちには健やかに育ち、レースへ行ったらいい走りを見せてもらえたらと願っています。応援いただきましてありがとうございました」(木村師

2歳10月の東京の舞台でデビューするといきなりから勝利を挙げ、良い船出となりました。続く2戦目の菜の花賞は2着、3戦目のアネモネSは2着といずれも僅差の勝負を演じていました。2勝目は初めての古馬混合戦であげたこともあり、この先が楽しみと思っていたのですが課題の折り合い面がより目立ってきてから苦しい戦いが始まってしまいました。3歳の暮れには1200mへ向かったもののパフォーマンスを落とし、その後はダート戦を試してみたり、芝1400~1600mと好走できていた条件に戻しても思うようにいかない状況が約1年続きました。正直に言いますと、そろそろ厳しいのではないかという思いも頭の中をよぎり始めていたのですが、運命の出会いと言っても過言ではないほどで、5歳になって杉原騎手とのコンビがスタートしました。コンビ初戦は6着ではあったものの終いに見どころがあり、続く2戦目では3着と結果として良化の跡が見られるようになってきました。そして、3戦目で、実に1年10ヶ月ぶりとなる勝利を挙げ、さらには連勝し、なんとオープン入りを果たすまでになってくれました。さすがにこれからの壁は高いだろうと思いはしたものの、毎度見どころのある走りで勝ち馬との差がさほどないところまで来てくれました。ラストランとなりました今回のレースでは残念ながら4着でしたが見どころ十分で、思わずもう1回と思ってしまいたくなるほどの頑張りを見せてくれました。それに、諦めかけていたところから見事に復活し、ここまでに来てくれたのですから頭が上がりません。最後まで何とかいい走りをさせてあげたいと木村厩舎をはじめとする本馬にかかわる関係者、そして杉原騎手をはじめとする乗り手の皆さんのおかげで、引退期限間近のところまで走り切ることができ、第二の馬生への道を開くことができましたので感謝の気持ちでいっぱいです。そして、木村哲也調教師と協議を行った結果、次のステージに向けて送り出してあげようということになり、ここで現役続行を終え、レース後の状態をよく確認してからになりますが競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様には何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。

 

戦績:18戦4勝(4-1-2-3-1-7)

デビューは2歳10月の東京で新馬戦を快勝後、菜の花賞2着・アネモネS3着と堅実なレースぶりでした。

3歳7月の札幌で2勝目を挙げましたが、ここからスランプに突入。

3歳秋から4歳にかけて全く良いところが無くあきらめかけていましたが、杉原騎手と運命の出会いになりました。

5歳になり、高尾特別(2勝C)・新潟日報賞(3勝C)を連勝し、オープン馬の仲間入りをしてくれました。

ラストランの京都牝馬ステークス(G3)も素晴らしい末脚で4着と頑張ってくれました。クラブの規定で6歳3月までしか走れないので引退が発表されましたが、この1年の充実ぶりをみると残念でなりません。

ノーザンファームの生産馬で間違いなくキャロットクラブOur Bloodにラインアップされると思いますので、重賞制覇は子どもたちに託したいと思います。

関係者の皆様、長い間ありがとうございました。

お疲れ様でした。(/・ω・)/

2020-7-26 札幌競馬場(3歳上1勝クラス)

 優勝ゼッケン(騎手:池添謙一