出資馬ザダル(5歳牡・大竹)が6/13の東京11R エプソムカップ(G3・芝1800m)に出走して優勝しました。重賞初制覇です。
- 父:トーセンラー×母:シーザシー (BMS:Lemon Drop Kid)
- 関東 大竹 厩舎 生産:新冠橋本牧場
2020年の毎日王冠(5着)の後、骨折が判明して8か月ぶりの復帰戦。鞍上は昨年の菊花賞以来の石橋脩騎手に戻って3番人気に押されました。
前半1000mは58.8のペースを中団で進め、直線に入ると壮絶な追い比べに。
上り34.4で抜け出して、迫るサトノフラッグを退けて1着でゴール(/・ω・)/
見事重賞初制覇を達成いたしました。
(キャロット公式)
21/6/13 大竹厩舎
13日の東京競馬では五分のスタートを切り中団より進める。じっくり構えて直線へ向き焦らずに進路をキープしてワンテンポ待ってから追い出すとしっかりとした伸びを見せ、後続の追い上げを封じて見事優勝。
「5年ぶりですかね。この勝負服でまたエプソムカップを勝つことができて感慨深いです。あの時も思うところがあったのですが、今回もまた勝つことができて嬉しいです。騎手も思うところがあったようで、今回騎乗依頼をした際に“また戻ってきてくれるとは思わなかったです”と言っていましたし、先週も今週も追い切りに乗ることを希望していました。それに、彼は前から“この馬は切れますよ”と言ってくれていたんです。我々は特に古馬になってからそうかな…という思いを持つようにもなっていたのですが、やはりプリンシパルSでのあの脚は確かで、今も健在。彼の言う通りでしたね。それにやはりザダルのことを一番知っているということが今回一番大きかったように思えます。手前を替えづらいところがあるザダルですが、直線でも右手前に替えるのを待てていました。慌てて動かしてしまうとそのまま替えないで左手前のままで走り切ってしまうようなところもあるので、伸びが鈍るんです。替えるのを待ってからしっかりと追い出すあたりはやはりこの馬のことを理解している彼ならではと思いますし、その騎乗のおかげでしょう。レース後もすごく喜んでいましたよ。週中のコメントでもお伝えしましたが、体は明らかに重く、脂が乗っているような状態でした。実際に息も悪く、暑いのが苦手でもあるから正直悪かったんです。そんな中、レースの少し前に雨が降ったのも幸いだったかもしれません。それによってスッと汗が引いてくれましたからね。また、雨で湿って程よいクッションの利く馬場状態になったのではないかと思えたこともプラスに働いたのかもしれません。いろんな巡り合わせと言いますか、すべてがかみ合って成しえた今回の勝利だったような気がします。さすがに頑張って走ってくれたので、レース後の上がりの歩様を見ていると前捌きが特にゴトゴトしていました。球節が沈下しないくらい体重がしっかりと乗らないような歩き方もしていますし、さすがにヘトヘトなのでしょう。まずはしばらく時間をかけて観察していきますが、無理をせずひと息入れてあげられればと考えています。会員の皆様、重賞優勝おめでとうございます」(大竹師)
前走の毎日王冠後は脚元の不安を解消するべく北海道へ出し、約8ヶ月ぶりの復帰戦となりました。事前の談話にあったようにちょっと厚さを感じさせる馬体で、現に馬体重も2桁増でしたが、競馬へ行くと無理なく流れに乗れ、追い出すとしっかりと反応して素晴らしい伸び脚を披露してくれました。最後は追い詰められたもののしっかりと凌ぎ切ってくれましたし、久々の勝利で、なおかつ重賞制覇とあって嬉しい限りです。前走はG1馬に返り討ちにあい、壁を感じましたが、またいつの日かリベンジできるように力をつけていってくれたらと思います。今後についてはレース後の状態をよく見てから検討していきます。
2015年産から一口クラブに出資を始め、2世代目のザダルが初めて重賞を勝ってくれました。
今後は夏は休養して、秋の東京で一気に頂点に行って欲しいですね。
関係者の皆様、お疲れ様でした。
ありがとうございました。(/・ω・)/