シルク 1歳出資馬の近況

今週は出資馬の出走がなかったので、キャロットに続きシルク1歳出資馬の近況を綴ります。

【シルクホースクラブ】

エクセレンスⅡの18（尾関知人 厩舎）

2019/10/16　NF早来

2019.11.01　所有馬情報

在厩場所：北海道・ノーザンファーム早来

担当者「やや敏感な面があるようで、移動してきた当初は少しピリッとしたところを見せて、時折手が掛かることもありましたが、物覚えは良くて納得すると素直にこちらの指示に従ってくれますね。この中間はロンギ場での運動を主に行い体力作りに努めていましたが、徐々に基礎体力も付いてきた様子だったので、今週から週1回屋内坂路コースでハロン18秒のキャンター1本、週1回周回コースで軽めのキャンター1,800ｍ、週2回は軽めの調整といったメニューへ移行しています。入場時から毛は長いもののコンディションに問題はありませんし、少し線の細いところはありますが、体高は標準サイズですから、今後しっかりとトレーニングしていけば自然と幅も出てくると思います。全兄のレクセランスがデビュー戦から勝利を収めましたし、こちらもそれに続けるように鍛え上げていきたいですね」馬体重450kg

トゥーピーの18（木村哲也 厩舎）

2019/10/18　NF空港

2019.11.01　所有馬情報

在厩場所：北海道・ノーザンファーム空港

担当者「現在は騎乗馴致中で、ロンギ場で他馬と一緒にハッキングを行っています。乗っていて背中の柔らかさは感じますが、まだ体の使い方やハミ受けを理解していないので、少しずつ教えながら周回・坂路コースへの調教へと移行していきたいと思います。馬体は小柄ではあるものの、幅はあって騎乗していても安定感がありますし、4月後半生まれで成長力はありそうなので、今後の変貌がとても楽しみです。気性面はディープ産駒らしく敏感さがあり、多少気の強い面は見られますので、よく注意しつつ良い方へ向けていければと思います。飼い葉食いを含めた体調面に問題はありませんが、成長はゆっくりな印象ですから、焦らずに進めていきます」馬体重406kg

モヒニの18（萩原清 厩舎）

2019/10/16　NF早来

2019.11.01　所有馬情報

在厩場所：北海道・ノーザンファーム早来

担当者「この中間からは周回コースでの調教を開始いたしました。まだ体を持て余した走りになってしまい、心と体がマッチしていないような動きになっています。気性的には癖が無くて扱い易い部類に入ると思いますが、欲を言えばもう少し前向きに何事も取り組んで欲しいと思います。牝馬ながらサイズが大きくてやや不器用な面もありますので、今後も１つ1つ丁寧に課題をクリアしていきたいですね」馬体重530kg

カリスペルの18（高橋義忠 厩舎）

2019/10/18　NF空港

2019.11.01　所有馬情報

在厩場所：北海道・ノーザンファーム空港

担当者「その後も順調に調教をこなしており、現在は週2回、ハロン17～18秒ペースで2本ずつ登坂し、週2回は周回コースで2,500ｍの距離を軽めのキャンターで乗り込んでいます。坂路コースでは以前よりも前と後ろが連動してしっかり走ることができるようになりましたし、周回コースでもリラックスして、リズム良くスムーズに走れています。ただ、コースに向かう時にしっくりしないところがあるのか、ムズムズした変な動きを見せる時があるので、きちんと常歩ができるように心掛けていきます。やや小柄な馬体も先月より一回り大きくなり、筋肉も付き始めバランスが良くなってきました。以前は毛艶があまり良くない時期もありましたが、それもだいぶ改善されてきました。引き続き脚元・体調面に問題はなく、飼い葉もよく食べています。今後も体調管理をしっかり行い、乗り運動を継続しながら、走りにもっと力強さが備わるようにしていきたいです」馬体重432㎏

★今年の1歳出資馬はキャロット・シルク合計で10頭になりました。

全馬とも無事デビューを迎えられるように、頑張って欲しいです。

出来る事なら勝ち上がって欲しいですね。(/・ω・)/

キャロット 1歳出資馬の近況

今週は出資馬の出走がないので、1歳出資馬の近況を綴ります。

【キャロットクラブ】

シユーマの18（木村 哲也 厩舎）

2019/10/31　NF早来

19/10/31 　ＮＦ早来 馬体重：488kg　

この中間はロンギ場での騎乗馴致を取り入れ、ハミの取り方や体の使い方を教えていました。気性面に幼さはあるものの素直な馬で物分かりは良く、回を重ねるごとで走りにはまとまりが出てきました。初期の乗り運動を順調にこなすことができたことから、周回コースや坂路での調教を開始しましたが、前後肢の蹄に敏感な面を見せることがあったため、現在はウォーキングマシンでの運動を行っています。今しばらくは様子を見ながら慎重に進めていきたいと考えています。

ヒカルアモーレの18（萩原 清 厩舎）

2019/10/31　NF空港

19/10/31 　ＮＦ空港 馬体重：496kg　

現在は週２日９００ｍ屋内坂路コースでハッキング調整を行っており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。大柄な馬格に見合った筋肉が付いてくるのはまだ先でしょうが、早来ファーム在厩時は体の張りツヤをキープしながら調整を進めることができていました。やや繊細な気性の持ち主ではありますが、じっくりステップアップしてきたことで、初期馴致はスムーズに進めることができました。

カニョットの18（牧田 和弥 厩舎）

2019/10/31　NF空港

19/10/31 　ＮＦ空港 馬体重：460kg　

現在は鞍を付けてのウォーキングマシン運動を中心とした初期馴致を行っています。本格的な運動を開始していないこともあり、どう変わってくるか判断がつきにくい部分はありますが、扱っている時の雰囲気からは気の強そうな印象を受けます。見た目に幼さは残りますが、骨格はしっかりしているので、カイバが身になってくればグンと良くなってきそうです。

フィールザレースの18（今野 貞一 厩舎）

2019/10/31　NF空港

19/10/31 　ＮＦ空港 馬体重：416kg　

現在は周回コースでのキャンター調整を中心に、週２回９００ｍ屋内坂路コースをハロン１８～２０秒のキャンターで２本登坂しています。背中が柔らかく、バネを感じさせる動きを披露していますが、まだ体が幼く頼りないところがあるが故、緩さが目立ちます。跨ると背中に力を入るところがあるので、疲労が蓄積しないように注意していきたいところです。父の産駒らしい我の強さと敏感な部分があるので、競馬でプラスに働くよう取り組んでいきます。

リーチコンセンサスの18（西村 真幸 厩舎）

2019/10/31　NF空港

19/10/31 　ＮＦ空港 馬体重：478kg　

現在は週２日９００ｍ屋内坂路コースでハッキング調整を行っており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。与えられたカイバはしっかり完食できており、毛ヅヤも良好です。まだ成長途上ではあるものの、とても体を良く見せる馬です。体調面で不安な部分はありませんので、このまま良い状態をキープしながら進めていきたいところです。

シーズンズベストの18（池添 学 厩舎）

2019/10/31　NF早来

19/10/31 　ＮＦ早来 馬体重：440kg　

右トモに疲れやすい面が見られたため、獣医師の指示のもと治療を施してきましたが、ここにきて状態は良化傾向にあります。この中間はロンギ場での騎乗馴致を行いつつ、日によってはウォーキングマシンでの運動に留めるなど、緩急を付けて動かしています。今後も日々の状態をしっかり見極めながら、状態に見合った調整を取り入れていくことで競走馬としての基礎を固めていきたいと考えています。

★まだまだ焦る時期ではありませんが順調な馬とそうでない馬がいますね。

無事デビューを迎えられるように、頑張って欲しいです。

次回は【シルク】編を書きたいと思います。(/・ω・)/

シルク 2019年度第1回追加募集のご案内

シルクホースクラブが2019年度第1回追加募集を発表しました。

（シルク公式）

2019年度募集　第１回追加募集のご案内

第１回追加募集として以下の４頭の募集を行う予定（預託厩舎・価格未定）にしております。

ヴァナディースの18（父エピファネイア）　生産：レイクヴィラファーム
チアズメッセージの18（父ハービンジャー）　生産：ノーザンファーム
ワイズドリームの18（父ホッコータルマエ）　生産：山岡牧場
ラブイントウキョウの18（父Maclean's Music）　生産：米国

募集馬パンフレットは11月下旬に発送する予定の会報誌に同封させていただきます。

早くもシルクの追加募集が発表されました。

ヴァナディースの18

チアズメッセージの18

ワイズドリームの18

ラブイントウキョウの18

★ヴァナディースの18はセレクトセール出身。

★チアズメッセージの18は当初キャロットの予定馬になっていましたが、募集されませ　

　んでした。シルクの追加募集できましたね。

★ワイズドリームの18は北海道サマーセール落札馬。

★ラブイントウキョウの18は外国産。あまり馴染みのない父ですね。

厩舎と一口価格の発表が楽しみです。(/・ω・)/

レッドクレオス 昇級戦（1勝クラス）2着

出資馬レッドクレオス（3歳牡・藤澤）が10/27の東京7R  3歳上1勝クラス（芝1400m）に出走して2着でした。

・通算成績5戦1勝 [1-2-0-2]

・父ハーツクライ

・母サセッティ

・母父Selkirk

・生産者ノーザンファーム

8月最終週の未勝利戦を勝ち上がったレッドクレオスが1勝クラスに出走しました。

東京芝1400ｍにルメール騎手で挑みましたが、惜しい2着でした。

1番人気に押されましたが結果を出せませんでした。ルメール騎手はこの後の天皇賞（秋）でアーモンドアイに騎乗するので、試している感じでしたね。

ギリギリまで我慢して追い出してからの伸びは良かったのですが、惜しくも2着でした。

ただ1勝クラスは昇級戦だったので、クラスに対する目途は立ったと思います。

次走期待ですね。(/・ω・)/

（東サラ公式）

19.10.27 ： 10月27日レース後コメント（2着）

ルメール騎手「馬体重は減っていましたが、返し馬の感触は夏からビルドアップしていて成長しているなと感じました。前走で1200mを使ったことで、今日も前半の行きっぷりは良かったですし、道中も折り合いはちゃんと付けられました。直線に入ってからは他馬と少し距離がありましたからね。単走気味になったぶんフワフワしていて真面目に走っていなかったですが、エンジンが掛かって馬群を縫う形になった時は、気もしっかり入って良い脚を使ってくれました。早い段階から併せる形になれば勝てたと思うので、やはり周りに馬がいる方が良いのでしょうね。そのあたりは成長待ちという部分もありますが、レース内容は悪くなかったですし、このクラスでもすぐに順番は回ってきますよ」
藤澤調教師「夏場から馬が逞しくなっていましたし、好状態でレースに向かえたと思います。直線ではまだ気がピリッと入らない面はありましたが、最後まで長く良い脚を使ってくれましたね。昇級緒戦でしたが内容も良かったですし、権利も取れたので適した番組があれば続戦することも考えていますが、最終的にはレース後の状態を見ながら判断させてもらいます」

クルミネイト 萬代橋特別（1勝クラス）で5着

出資馬クルミネイト（3歳牝・堀）が10/26の新潟10R 萬代橋特別（1勝C・芝2400m）に出走して5着でした。

• 父:ディープインパクト×母:クルソラ (BMS:Candy Stripes)
• 関東　堀 厩舎　生産：ノーザンファーム

未勝利ながら引退せずに1勝クラスにチャレンジしたクルミネイトちゃん。

4コーナーで最後方に置かれながら直線追い上げての5着でした。

エンジンの掛かりが遅すぎるので、どうしてもこういう競馬になってしまいますね。

3戦は2400ｍ、2600ｍ、2400ｍと堀先生は芝長距離が合っているという考えのようですが、ちょっと条件も検討しても良いかなと思います。

ただまだ良馬場で走ったことが無いので、一度パンパンの良馬場で出走させてあげたいですね。

いずれにしろ未勝利馬ですから、今後どうなりますか・・・・・

（キャロット公式）

２６日の新潟競馬では５着。

「勝負どころでスッと動けないのは予想していたのですが、肝心のところで動き切れずに両サイドから前をカットされるような形になってしまいました。直線は盛り返してきてくれていただけにスムーズに運べていれば違ったはずです。上手く導いてあげることができず、本当に申し訳ありませんでした」（石川騎手）

格上挑戦になりましたが、先につなげるためには勝利を手にする必要がありました。直線は脚を使って伸びてきたものの、勝負どころで動き切れず前を捉えることはできませんでした。勝ち切るチャンスはある馬と考えていますが、今後についてはレース後の状態をチェックした上で最終的に判断していきます。

ジュエルインザサン 繁殖セールで落札される

元出資馬ジュエルインザサン（3歳牝）が、10/22に行われたノーザンファーム繁殖牝馬セール2019に上場され1500万で落札されました。

父	ルーラーシップ
母(母の父)	ジュエルオブザナイト(Giant's Causeway)

落札したのは東京サラブレッドクラブでアドバイザーをしている鬼塚義臣氏です。

ジュエルインザサンはシルク・ホースクラブで出資していました。

未勝利で引退してノーザンファームの繁殖牝馬セールに上場される事が決まっていました。

もうジュエルの仔には出資できないと思っていましたが、鬼塚氏が落札したので東サラで募集される可能性が出てきました。（可能性は薄いかな？）

東サラは2015産から2017産まで3世代出資していますが、あまり成績が良くなかったので（自分の相馬眼がないかも）退会も視野に入れていたのですが、2世代目のレッドクレオスが未勝利戦を勝ってくれたのでもう少し継続する方向です。

もし東サラでジュエルの仔が募集されれば楽しみが広がります。(/・ω・)/

ザダル 菊花賞結果

出資馬ザダル（3歳牡・大竹）が10/20の京都11R 菊花賞（G1・芝3000m）に出走して13着でした。

出資馬初のG1出走になりましたが、結果は13着（6番人気）でした。

ただ、一口馬主を始めてから2世代目で中央G1（しかもクラシックの菊花賞）に出走する夢を見せてくれたザダルには感謝しかありません。

3000ｍという距離が合わなかったのかはわかりませんが、十分に休養してまた元気な姿を見せて欲しいものです。

ザダルなら絶対に重賞を獲れると思っています。

関係者の皆様、お疲れさまでした。

（キャロット公式）

２０日の京都競馬では中団後方の内目から進めるが、仕掛けてからも思うほどの脚を使えず１３着。

「輸送はうまくこなしてくれていたと思うのですが、Ｇ１の雰囲気もあるのか少しテンションが高めでした。返し馬はクリアできたものの、ゲート裏からかなりピリピリしていて立ち上がりかけたほど。ゲートはまずまず出てくれたので、ある程度の位置でロスなく運ぶことを心がけました。いい形で進められたのですが、最後止まってしまったことを考えると、テンションが高めだったことに加えて、距離もいくらか長かったのかもしれません。いい走りをお見せできず申し訳ありませんでした」（石橋騎手）

「一番の関門であった輸送ですが、所々でじわーっと汗をかくことがあり、担当者がずっと付きっきりでいなければいけない道のりではあったものの、何とかこなすことができました。競馬へ向かう過程では大人しすぎるのではないかと思うくらいだったのですが、さすがに雰囲気を察してからは気が入ってきていましたね。ゲートでは、最初は大丈夫だったものの隣が入ってくると立ち上がりかけるくらいイレ込みが増していました。その影響もあってか、道中でも力が入っていてフットワークに伸びがありませんでしたね。もう少しふわっと走れるのではないかとイメージしていたのですが、あれではこの距離は厳しくなりますね…。本質的には中距離適性が高いかなと思っているものの、操縦性の高さから今回の舞台もこなしてくれると期待して使わせてもらっただけに残念でなりません。皆さんに応援いただいていたのに期待に応えられず申し訳ありません」（大竹師）

脚元の状態をキープでき、狙い通りの調整ができました。また、最大の難関と捉えていた輸送を何とかこなすことができ、この好枠を活かして勝負してほしいと期待をかけていたのですが、気合いが見られ、いい走りができずに終わってしまった印象です。春の悔しさを秋の淀の舞台で晴らしてほしいと願っていただけに残念ではありますが、クラシックレースに臨んだことは決して無駄にはならないはずで、今回の経験をもとに今後の飛躍につなげてもらえればと願っています。このあとは少し楽をさせて落ち着かせてから美浦へ戻し、その後の様子を見て判断していきます。