本日、キャロットクラブより出資馬ザダル（3歳牡）の日本ダービー（5/26東京芝2400ｍ）の出走回避が発表されました。
（キャロット公式）
１５日は軽めの調整を行いました。
「今後について判断するには馬の状態が何よりも大事なので、まずはレース後の疲れの有無を慎重に見極めていました。脚元に関しては、実はあまり形のいい馬ではないので常にモヤッとしがちですが、歩様等に異常を見せることはありませんでした。ただし、あの高速馬場をしっかり走った後で、過去にオステオコンドローマの除去手術を受けたこともある馬なので、よく見ておくに越したことはないと考え、念のためにエコー検査を行いました。実際のところ、屈腱のダメージを示す明らかな損傷はなかったものの、わずかではありますが炎症があって、このまま過度な負担をかけていくと損傷につながる可能性があるとの診断でした。程度としてはごく軽くで、触診痛もなければ、熱感もありません。外見上の腫れなど、顕著な異常は見せていませんが、これを鵜呑みにしてすぐに乗り出し、近いうちに競馬を使おうとしようものなら大きなダメージを負うことにもなりかねません。ダービーは特別な舞台ではありますが、このような状態であることが分かった以上、この馬の将来を守るためにも無理はできないと考えています。しばらく安静にして、疲れを取ってから慎重に立ち上げていけば問題ないはずですが、いずれにせよすぐの競馬を考えるのは良くないので、このあとはお休みに充てます。まだレースを終えて間もないので、もうしばらく様子を見たうえで放牧に出そうと考えています」（大竹師）
生涯に一度しか立つことができない最高峰の舞台でもあるので、状態次第では前向きな判断もしていきたいと考えていましたが、脚元に疲れの一種が見られることから相談した結果、登録を行いました２６日の東京競馬（東京優駿・芝２４００ｍ）への出走は見送ることになりました。
★一度しかないダービー出走チャンスでしたが、プリンシパルSから中１週はやはり厳しかったようですね。大竹先生のご決断に敬意を表します。
夏はゆっくり静養して、淀の大舞台で活躍して欲しいですね。
